イスタンブルの宇露会合には独・英・仏の代表者も出席する=ケロッグ米特使
米国のケロッグ・ウクライナ担当大統領特使は、6月2日にイスタンブルで開かれるウクライナ・ロシア代表者会合にはドイツ、フランス、英国の国家安全保障担当首脳補佐官も出席すると発言した。
ケロッグ特使がABCとのインタビュー時に発言した。
ケロッグ氏は、「私たちと一緒なのは、私たちが『E3』と呼ぶ者たちだ。それは、ドイツ、フランス、英国の安全保障担当補佐官だ。私たちがロンドンにいた時、彼らは、私たちがウクライナのための条件リストを作成するのを支援した。彼らはまた、そこ(編集注:イスタンブル)へ来るし、私たちは彼らからフィードバックを得る」と発言した。
また同氏は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟、ロシア軍が現在駐留するウクライナのドネツィク州、ルハンシク州、ザポリッジャ州、ヘルソン州、クリミアは、議論のための「賢明な議題だ」と形容した。
同氏はそして、「それが来週イスタンブルでの(編集注:私たちが話していく)ことだ。私たちは席に着き、どのように見えるのか、その件であなたは何を感じているのかについて話して行く」と発言した。
さらに同氏は、米国もウクライナも、ロシアが約束したロシア・ウクライナ間の停戦に関する「覚書」案を目にしていないと補足した。
これに先立ち、ロシアのラヴロフ外相は28日、同国は6月2日にイスタンブルでロシアとウクライナの代表団による交渉の2回目を開催することを提案していた。これに対して、ウクライナのシビハ外相は、それまでにロシアが策定したとする「覚書」案をウクライナに渡すよう提案している。