中国、ロシアへの殺傷性兵器や部品の供与情報を否定

中国の毛寧外務報道官は２７日、同国はウクライナにおける「紛争」当事者に対して、殺傷性武器を供与しておらず、デュアルユース品（民生と軍事の両目的に使用できる物）の輸出も、それが軍事目的に使われることのないよう、厳格に管理していると主張した。

毛報道官が記者会見時、ウクライナのイヴァシチェンコ対外情報庁長官のウクルインフォルムとのインタビュー時における中国によるロシア軍事企業への中国製品の大規模供給に関する発言にコメントする形で発言した。ウクルインフォルムの中国特派員が伝えた。

毛報道官は、「私たちは、紛争のいかなる当事者にも殺傷性武器を供与しておらず、デュアルユース品の輸出も厳格に管理している」と発言した。その際同氏は、「ウクライナはそれを良く知っている」と補足した。

その他同氏は、ウクライナ問題における中国の立場は一貫しており、明確であるとのこれまでの主張を繰り返し、「私たちは、和平交渉の進展と紛争終結に完全にコミットしている」と発言した。

同氏はさらに、中国は無根拠な非難や、中国とロシアとの強力に関する政治的な印象操作に断固として反対していると強調した。

これに先立ち、ウクライナのイヴァシチェンコ対外情報庁長官は、中国はロシアの２０の軍事工場に特殊化学薬品、弾薬、工作機械を供給していると発言していた。