ルーマニア大統領選挙勝利のダン氏、同国のウクライナへの戦後部隊派遣には反対

18日のルーマニア大統領選挙決選投票で勝利したニクショル・ダン氏は、ウクライナ領内での対ウクライナ支援は支持するが、平和を保証するためにウクライナ領へルーマニア軍を派遣するのは反対すると表明した。

ダン氏がポリティコとのインタビュー時に発言した

ダン氏は、「第一に、ルーマニア領内での大型の運用支援に関しては、イエスだ。ウクライナにおける平和を保証する軍の一部となることは、ノーだ。私は、ルーマニアとロシアの間にすでに存在する緊張からして、それは非常に不適当だと思っている」と発言した。

また同氏は、トランプ米大統領のロシアのプーチン氏との交渉のアプローチを批判し、プーチン氏の要求は非現実的であり、平和的情勢解決は促さないと指摘した。

同氏はさらに、平和的情勢解決について、「ウクライナに関することは全て、ウクライナ人自身によって決められ、彼らが同意したものでなければならない」と強調した。

同時に同氏は、「私は、もうすぐ平和を得るということにあまり楽観的ではなく、また私は、欧州の人々が、ウクライナが自分で納得できる平和を得るまで、同国を支え続けることを一緒に決定したことを嬉しく思っている」と発言した。

その他同氏は、ルーマニアと米国のパートナーシップを維持したいと思っているとし、また欧州の安全保障強化の努力を支持していると語った。

写真:PAP/EPA