メルツ独首相、米露首脳電話会談後に「欧州は対露制裁を強める」
ドイツのメルツ首相は19日、米露首脳電話会談後に、欧州の首脳は制裁によってロシアへの圧力を強めることで合意したと発言した。
ロイターが報じた。
メルツ独首相は、Xアカウントに、「欧州と米国はその問題で非常に一致している。私たちはウクライナの停戦への道で同国を緊密に支えていく。欧州は、制裁によってモスクワにへの圧力を強める。それは、米大統領とプーチンの会話の後で、私たちが米大統領と合意したことだ」と書き込んだ。
現在、ウクライナと欧州同盟国は、ロシアから無条件停戦を要求している。
ロシアのウシャコフ大統領顧問は19日、記者団に対して、プーチン氏とトランプ氏はウクライナにおける停戦の予定については協議しなかったが、トランプ氏は迅速な合意達成への自らの関心を強調したと述べた。
これに先立ち、19日、米露首脳電話会談が行われた。
その後、トランプ氏は、ロシアとウクライナは即座に停戦交渉を始めるべきだと発言した。
プーチン氏は、ロシアはウクライナ側と「いくつかの立場を定めた上でのあり得る将来の和平合意に関する覚書」の作業を行う準備があるとし、その立場の中には、紛争解決の原則、あり得る和平合意締結の時期、関連の合意が達成できた場合の一定期間の停戦の可能性などが含まれると発言した。
ゼレンシキー大統領は、ロシアがその覚書に盛り込みたがっているのがどのような原則なのか知らないと発言している。