ゼレンシキー宇大統領、エルドアン土大統領との会談を総括 「和平が優先課題だった」
ウクライナのゼレンシキー大統領は15日、アンカラでのトルコのエルドアン大統領との数時間にわたる会談における優先議題はウクライナにおける和平の確立だったと発言した。
アンカラ訪問中のゼレンシキー大統領がエルドアン・トルコ大統領との会談後記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー大統領は、「私たちは数時間多くのことを話したが、しかし、当然ながら、優先議題は平和だった。優先議題は停戦だったし、優先議題は今日ここにいることだ。だからこそ、私はここにいるのだし、何度でも私は、私たちの代表性の高さを強調する。ご存知だろうが、(編集注:本来なら)私たちは自国でもやるべきことがあるのだ」と発言した。
また同氏は、エルドアン氏との会談時、ロシア代表団の代表者のレベル(編集注:の低さ)や、ロシアの戦争終結の願望程度について話し合ったと指摘した。同氏はその際、最初の一方は30日間の停戦だとし、そのアイデアは全ての国が支持している、全面戦争の間ウクライナとロシアの間でバランスを取ってきた国々すらも支持していると指摘した。
その他同氏は、ウクライナとトルコは良いパートナーだとし、両国は二国間関係において多くの議題があるとし、とりわけ、産業、ウクライナ強化、海上安全保障に焦点が当てられたと発言した。
加えてゼレンシキー氏は、フェイスブック・アカウントで、エルドアン土大統領に様々な支援につき謝意を伝えた。
ゼレンシキー氏は、「エルドアン大統領と全トルコに、私たちの国への支持、完全かつ無条件停戦と真の外交へ向かう全ての真の行動への支持につき感謝している。私たちは、交渉が真に結果を出すものとなるよう緊密な調整を続ける」と書き込み、ロシアは再び、かなりの低いレベルの代表団を派遣することで、戦争終結を望んでいないことを示したと指摘した。
また同氏は、「さらに、そのようなロシアのアプローチは、世界、全てのパートナーに対する無礼の表出である。私たちは、パートナーたちの明確かつ強力な対応を待っている」と伝えた。
同氏はさらに、エルドアン大統領と「有志連合」での協力、安全の保証、停戦監視、機雷除去、ウクライナ再建、両国間パートナーシップの発展について協議したと伝えた。そして同氏は、「大半の問題で共通のビジョンがあることにつき、私は感謝している」と強調した。
写真:ウクライナ大統領府