ゼレンシキー宇大統領、モスクワ郊外のテロにコメント

ウクライナのゼレンシキー大統領は23日、モスクワ郊外で前日起きたテロ事件につき、ロシアは他者に責任をなすりつけようとしているとコメントした。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に言及した

ゼレンシキー氏は、モスクワ郊外のことにつき、プーチンも他の者もただ全てを他人のせいにしようとしているとし、「彼らはいつも同じ手法だ。これまでもあったことだ。建物が破壊され、銃撃があり、爆発もあった。そして常に他人を非難していた。彼らはウクライナへきて、私たちの街を燃やし、そしてウクライナを断罪しようとしている。彼らは、人々を拷問し、強姦しておいて、その人たちを断罪している」と指摘した。

同氏はまた、ロシアは自国で起きていることはどうでもよく、ウクライナに何十万人のテロリストを送って、ウクライナの人々を殺していると発言した。

そして同氏は、プーチンは1日中黙って、どのようにウクライナに責任をなすりつけるかを考えていたのだと指摘し、「全て完全に想定されていたことだ」と強調した。

さらに同氏は、「現在ウクライナで人を殺している数十万人のロシア人なら、どのようなテロリストを止めるにも間違いなく十分であったであろう」とも発言した。

その上で同氏は、テロリストは常に敗北せねばならないとし、「テロと戦っている私たちの人々皆に感謝する」と強調した。

写真:大統領府