ゼレンシキー大統領夫妻、マイダン革命の犠牲者を追悼 終了から10周年

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ウクライナのゼレンシキー大統領とオレーナ大統領夫人は20日、キーウ市内の尊厳革命(マイダン)の犠牲者追悼碑を訪れた。

ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで報告した

ゼレンシキー夫妻は、英雄天国の戦士追悼碑に追悼用のランプを捧げた。

ゼレンシキー大統領は、「天国の戦士の10年。もう10年だ…。10年前、自国でウクライナ人が殺されようとした。自分の国の首都で、自分であろう、自由であろうという平和な選択によって」と書き込んだ。

同氏はまた、ウクライナ人とウクライナの独立を破壊しようとする試みは10年間続いていると指摘した。

そして同氏は、「武器を持たない天国の戦士たちに対して銃弾が飛来した。今は、ミサイル、無人機、軍だ。しかし、10年前、私たちは耐え抜いたし、以降、耐えている。100人、何百人、天国人いる者と生きている、私たちの権利の防衛者は、存在し続ける! 全てのことにつき、あなた方に感謝する! 一緒に耐え抜こう」と強調した。

なお、ウクライナでは2月20日は、「英雄『天国の戦士』の日」と定められている。制定根拠となるのは、2015年2月11日の大統領令。

2014年2月18~20日は、マイダンでの死者数が最も多い3日間で、計78名が死亡。そして20日以降に負傷によりさらに20名以上が死亡した。彼らの名前は、ウクライナの独立のために闘った戦士として「天国の戦士」の記念碑に刻まれている。

108名の犠牲者のうち、ウクライナ国民の105名には「ウクライナの英雄」の称号が、3名の外国人、ベラルーシ国籍のミハイル・ジズネフスキー、ジョージア国籍のズラブ・フルツィアとダヴィド・キピアニには、「英雄天国の戦士」の称号が送られた。