ゼレンシキー宇大統領、グロッシーＩＡＥＡ事務局長と会談

ウクライナのゼレンシキー大統領は６日、キーウを訪問したグロッシー国際原子力機関（ＩＡＥＡ）と会談した。なお、グロッシー氏は、まもなくザポリッジャ原子力発電所を再訪する。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた。

発表によれば、両者はロシアに占拠されているザポリッジャ原発の喫緊の治安状況と占拠がもたらすリスクにつき協議を行った。

ゼレンシキー氏は、ザポリッジャ原発で核事故を防ぐ唯一の手段は、同原発の完全な非軍事化、占拠解除、ウクライナによるコントロールの回復だと改めて強調した。

同氏はまた、ＩＡＥＡがウクライナの和平案「平和の公式」と、その第１項目である「放射線・核の安全保障」の実現に関する実践的な行動を支持していることにつき謝意を表明した。

ゼレンシキー氏は、「ＩＡＥＡがウクライナの平和の公式の第１項目の実現に参加していることは重要だ。あなたをスイスで開催が予定されている『グローバル平和サミット』への参加に招待する」と発言した。

また双方は、ウクライナがＩＡＥＡの２０２５年までの理事国に選出されたことの重要性を強調した。

写真：大統領府