バイデン米大統領はウクライナ支援採択のために国境問題で共和党に譲歩する準備あり=ホワイトハウス

カービー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は18日、バイデン米大統領には、ウクライナへの追加支援の共和党議員による妨害を取り除くために、国境・移民政策において彼らに譲歩する準備があることを認めた。

カービー戦略広報調整官がオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

カービー氏は、米上院における共和党議員と民主党議員の間の協議の状況につき、「週末を通じて活発な議論が行われた。私たち、ホワイトハウス側も、この議論に加わっている」とコメントした。

また同氏は、ウクライナへの安全保障支援の資金がほとんど尽きてしまっていることなどに関連して、この議論において進展を達成することが必要だと強調した。

そして同氏は、「(バイデン)大統領が述べたように、前進することが重要であり、そして彼は、良心的協議を行う準備があり、(編集注:移民)政策や国境の安全問題にて譲歩する準備もある」と発言した。

これに先立ち、12日、バイデン米大統領は、訪米中のゼレンシキー宇大統領との会談後共同記者会見の際に、米国国境の安全方策強化の問題での妥協でウクライナ支援への資金供与が可能となるのなら、自身は同問題で共和党議員との間で譲歩する準備があると発言していた

写真:ホワイトハウス