ウクライナの領土一体性回復という目的は不変=クレーバ宇外相

ウクライナのクレーバ外相は29日、ウクライナはロシアによる侵略との戦いから後退するつもりはなく、ウクライナの1991年時点の国際的に認められた国境内での領土一体性回復という戦略的目的は不変だと発言した。

クレーバ外相がブリュッセルでのウクライナ・北大西洋条約機構(NATO)理事会開始前に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

クレーバ氏は、「私が同盟者たちのために持ってきたメッセージは、私たちは戦いを続けねばならない、というものだ。ウクライナに後退するつもりはない。私たちの戦略的目的は不変であり、それは1991年時点の国際的に認められた国境内での領土一体性であり、何も私たちを止めはしない」と強調した。

また同氏は、それはウクライナの安全だけの話ではなく、「欧州大西洋空間全体の安全と安定」の話なのだと指摘した。

なお、29日、ブリュッセルにて、ウクライナNATO理事会の初となる外相級会合が開催された。