ゼレンシキー宇大統領、ロシア軍艦隊の黒海からの追放はウクライナの大成功の1つ

ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、ロシアによる全面侵攻が始まって以降のウクライナの大成功の1つは黒海からロシア軍艦隊を追放したことだと発言した。

ゼレンシキー大統領が国際海洋機関(IMO)の第33回総会へのオンラインスピーチの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「2月24日後のウクライナの大成功の1つは、黒海からのロシア軍艦隊の追放だ。正に黒海において、私たちは、ウクライナが食料分野などでのグローバルな安全のドナー国であり続けているだけでなく、安全を守ることもできるということを証明することができたのだ」と発言した。

また同氏は、ウクライナ人は航海の自由は不変であり、それを壊そうとする勢力がどれだけ強かろうと、人々の協力の力は常にその勢力より強いものであることを証明したと強調した。

さらに同氏は、黒海では、いわれなき侵略戦争を始めた国行動により航行の自由が第二次世界大戦以降最大の攻撃を受けたと述べた。

同氏は、全面戦争開始の初日、ロシアはウクライナの黒海沿岸の海洋港を封鎖し、貿易海路を侵害し、それにより世界の食料安全保障などに甚大な悪影響をもたらしたことを喚起した。

そして同氏は、「ウクライナからの食料輸出は、世界のアフリカ、アジアなど各地の約4億人の人々の生活に影響を与えている」と指摘し、影響は貧しい人々に対してだけでなく、裕福な人々であっても、食糧不足により生じる混乱の被害を受け得ると補足した。

その上で同氏は、その危険は克服できたとし、第一にウクライナの複数の海洋港の活動が回復できたことを喚起した。同氏は、IMOの代表者にウクライナ南部のオデーサやその他の港町を訪れて、自分の目でウクライナ人が向き合っている困難と人々がどのようにそれを克服してきたかを目にするよう呼びかけた。さらに同氏は、ウクライナを防空面で支援してくれているパートナー国にお礼を伝えた。

その他同氏は、ウクライナの海洋港に困難が生じる中でも、ナイジェリア、リビア、モロッコ、イエメン、バングラデシュ、中国、その他何十の国へ向けた貨物を積んだ何百の船を出港させることができたと述べた。

その際同氏は、IMOはウクライナや、今後侵略を受けるかもしれない地域の海洋港が安全に活動できるように、今よりはるかに大きな注意を向けるべきだと発言した。

また同氏は、ウクライナと国際社会による航行の自由における達成の1つとして、国連とトルコと共に開始した「黒海穀物イニシアティブ」を喚起した。そして、同氏は、「しかし、その極めて平和的なイニシアティブもロシアにより破壊されたのだった。そのテロ国家は、あらゆるものから武器を作ることだけに関心がある。食糧不足からさえもだ」と強調した。その際同氏は、ロシア海軍がウクライナの港湾や民間船を繰り返し攻撃したことを喚起しつつ、しかし現在はロシアの能力は著しく制限されていると指摘した。

また同氏は、「黒海穀物イニシアティブ」の代わりとなっている輸出航路を通じて、すでに600万トンの貨物がアフリカ、アジア、欧州の国々へと輸送されたと伝えた。

同氏は、ウクライナは困難な状況に文句を言うのではなく、いつでも世界の当たり前の国際関係を大事にしている全ての人々にとって役立ち得る解決策を提案していると強調した。

加えて同氏は、「平和の公式」履行へと加わり、デンマーク、サウジアラビア、マルタの補佐官級会合に代表者を派遣した、IMOの全ての加盟国に対して謝意を伝えつつ、国際法秩序を支持するその他の国々にも、同作業に加わるよう呼びかけた。

また、同氏は、航行の自由を破壊する国が不処罰であってはならないと主張し、「過去何十年、航行の自由に対して、ロシア以上にダメージを加えた国はいない。それにつき同国の責任が追及されねばならない」と発言した。