「ウクライナが戦時下に行った改革に感動している」=フォンデアライアン欧州委員長

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員会委員長は4日、ウクライナはEU加盟への道において次の段階に移行することができるとの確信を示した。

キーウを訪問したフォンデアライエン欧州委員長がゼレンシキー宇大統領との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

フォンデアライエン氏は、「私は、あなた方が素晴らしい進展を達成したと言わねばならない。それは印象的だ。私たちは、それについて来週、委員会が自らの拡大報告書を提出する際に伝える。私は、あなた方が戦時下で行った改革にどれだけ感動しているかを伝えたい。私たちは、あなた方が自国の改革を行いながら、同時に存亡を賭けた戦いを行っているということを決して忘れてはならないのだ」と発言した。

また同氏は、司法制度改革、オリガルヒ(大富豪)抑制、資金洗浄との闘いにおいて多くの節目となる改革が達成されたと指摘した。

そして同氏は、「それは懸命な仕事の成果である。私は、あなた方が並外れた改革実行プロセスの中にあることを知っている。それが生じれば、ウクライナが、自らの野心的な夢を達成できる、すなわち、加盟プロセスの次の段階に移行できると、私は確信している」と強調した。

なお、4日、フォンデアライエン欧州委員会委員長がキーウを訪問した。また、11月8日には、EU首脳陣がウクライナによるEU加盟申請書における進展を評価する報告書を提出する予定となっている。