現時点では米国の対ウクライナ支援が止められるリスクはない=駐米ウクライナ大使

マルカロヴァ駐米ウクライナ大使は、米国議会が先週ウクライナに対する大規模支援策を可決できなかったが、それでも現時点では米国によるウクライナへの支援への資金拠出が止められるリスクはないと発言した。

マルカロヴァ大使がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。

マルカロヴァ大使は、「前回の予算にかなりのつなぎ資金が含まれていたことから、私たちは今それを使うことになる。そのため、拠出停止のリスクはない」と指摘した。

同時に同氏は、米国議会で採択された「シャットダウン」回避の決定にウクライナ支援が入らなかったことを残念に思うと述べた。そして、同氏は、現在「主要予算の決定で完全な拠出を得ることがはるかに重要となっている」と指摘した。

また同氏は、先週土曜日の米国議会の暫定予算採択後に、米国議員と対面・電話で多くの協議を行ってきたと伝えた。そして、「両党の多くの上院・下院の議員が単に採択するとか、ウクライナ支援を維持するとかではなく、支援を強化するよう要請してきた。さらに、政権は米国と本件につき活発に作業を行っている」と指摘し、現在も、ウクライナ支援の含まれる新しい予算決定に関する非常に活発な協議が続いていると補足した。

また同氏は、「予算は個別の法律の形や、米国防総省のためのより大きな拠出パッケージの一部として採択される可能性がある」と指摘した。

同氏は、ウクライナ側も「全ての民主主義と自由の友人も」予算採択を巡る協議が結果を生むように努力していると強調した。