田中JICA理事長、クブラコウ・ウクライナ副首相と復興支援実現を協議

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キーウを訪れている田中明彦国際協力機構(JICA)理事長は17日、クブラコウ復興担当副首相兼地域発展・インフラ相と会談した。地域発展・インフラ省は、同省はJICAとともに、総額5億7500万ドルのウクライナ緊急復興プログラムを実現していると伝えた。

地域発展・インフラ省がフェイスブック・アカウントにて伝えた

クブラコウ副首相は、「脱占領した自治体が完全に復興する条件の1つが、同地経済の再稼働である。すでに現在外国の同僚と共に、投資誘致のための最善の手段を模索している。具体的には私たちのポートフォリオには、交通インフラ、輸出能力拡大関連の長期プロジェクトや、廃棄物管理プロジェクトがある。日本政府のサポートに感謝する」と発言した。

発表には、現在同省とJICAは、総額5億7500万ドル以上のウクライナ緊急復興プログラムの2つの局面を実現していると書かれており、同プログラムには、人道地雷除去、輸送分野支援、重要インフラ復興、がれき管理、医療・教育サービス、農業分野支援などが含まれると説明されている。

また、同省は、JICAが同プログラムの一環で、すでにキーウ州イルピンの復興のために最初の機材を供与したと伝えた。

なお、同日、JICAはウクライナの国家公務員庁との間で公務員人材育成の協力覚書に署名していた

田中明彦JICA理事長は17日、ウクライナ訪問を開始し、キーウ州のイルピンを訪問している