ゼレンシキー宇大統領、サウジ皇太子と会談

ウクライナのゼレンシキー大統領は19日、訪問先のサウジアラビア王国にて、ムハンマド・ビン・サルマン・アール・サウード皇太子と会談した。

大統領府広報室が公表した

ゼレンシキー大統領は、皇太子に対して、ウクライナの治安状況とロシア侵略への抵抗について報告した。

またゼレンシキー氏は、戦争終結と平和の回復を目的とする、ウクライナの和平イニシアティブである「平和の公式」の主要要素について伝えた。

さらに同氏は、サウジアラビアがロシアに拘束されていた10名の外国籍ウクライナ捕虜の帰還プロセスに成功裡に参加したことを賞賛し、引き続き解放されているウクライナ捕虜の解放ための共同努力の継続への関心を表明した。

その他同氏は、皇太子に対して、ウクライナの領土一体性と主権へのサウジアラビアの支持と、国際機関における原則的な立場、アラブ連盟首脳会議への出席招待につき謝意を伝えた。

大統領府発表によれば、ムハンマド・ビン・サルマン・アール・サウード皇太子は、ウクライナへの投資と復興への関心を認めたという。

ゼレンシキー氏は、皇太子にウクライナを訪問するよう招待した。

なお、19日、ゼレンシキー大統領はサウジアラビアを訪問し、アラブ連盟首脳会議にて演説を行った。