EU、モルドバにロシアのハイブリッド脅威対策の文民ミッションを設置

欧州連合(EU)は、モルドバの安全保障分野の強靭性向上を目的に同国に「モルドバ共和国におけるEUパートナーシップミッション(EUPMモルドバ)」を設置した。

24日、EU理事会広報室が伝えた

ボレルEU上級代表は、「私たちは、ロシアによるハイブリッド行動によるモルドバ不安定化の試みの強化と継続を目撃している。今日、私たちは、EUによるモルドバの安全保障、領土一体性、主権を守る支援を強化する。この新しいミッションの展開は、EUによる現在の困難な環境の中におけるサポートのさらなる重要な政治的しるしである」と伝えた。

同氏はまた、文民ミッション「EUPMモルドバ」の目的は、サイバーセキュリティなどの危機管理・ハイブリッド脅威分野や、外国情報操作・介入対策の分野におけるモルドバの治安分野の強靭性を向上することだと指摘した。

同ミッションは、戦略・政策の策定に関して戦略的レベルでの提言を行っていき、脅威の早期警戒、摘発、特定、帰属認定、ハリブリッド脅威への対応のための能力構築のための必要を定めていくと説明されている。

同ミッションはモルドバの要請に応えて、2年間の初期マンデートを有し、作戦本部がモルドバに滞在していくことになるという。