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ゼレンシキー宇大統領、チェチェン・イチケリア共和国から勲章授与

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシア連邦により占領されているチェチェン・イチケリア共和国の亡命政府から国家最上級の勲章となる「民族の名誉」勲章とジョハル・ドゥダエフ勲章を授与した。

12日、ウクライナ大統領府広報室が公表した

発表には、ゼレンシキー大統領は、世界の自由と民主主義のための優れた奉仕と献身的行動およびチェチェンの人々に対する個人的奉仕が讃えられたと書かれてる。

チェチェン・イチケリヤ共和国亡命政府のアフメド・ザカエフ首長が2022年11月27日付で署名した決議文には、「ロシアという古くからの敵と、テロ的手法で政権を奪った血に飢えた同国の化け物の迫る脅威を前にして、彼の政治的堅固さと祖国への忠誠心がウクライナの民を団結させることになった」と書かれているという。

今回の勲章は、ブダーノウ・ウクライナ情報総局局長がゼレンシキー大統領に渡したと書かれている。

ジョハル・ドゥダエフ勲章は、「民族の名誉」勲章受章者に授与されるものであり、同勲章をこれまでに授与されたのは、チェチェンの政治活動家のアスラン・マスハドフ氏、ゼリムハン・ヤンダルビエフ氏の2名と、リトアニアの活動家ヴィタウタス・ランドスベルギス氏だという。

これに先立ち、ウクライナ最高会議は2022年10月18日、チェチェン・イチケリア共和国をロシア連邦により一時的占領下にあると認定した上で、チェチェン民族に対するジェノサイドを非難する声明を採択していた

同年11月、ゼレンシキー大統領は、国民からのウクライナによるチェチェン・イチケリア共和国の国家主権の承認を求める電子請願への回答にて、ウクライナ外務省に本件の問題を検討した上で関連提案を提出するよう提案したと発表していた