ロシアの大富豪への圧力が彼らにロシア国内の政策を変えさせることになる=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は24日、ロシアの大富豪(オリガルヒ)への制裁の強化により、その大富豪たちがロシア国内の政策の変化について考え出す可能性につき言及した。

ゼレンシキー大統領が同日の大型記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、ロシアの大型大富豪ビジネスは、制裁を科されており、すでに過去にあった快適さは失っているが、それでもまだ資産・不動産をロシア国内に所有しており、そのためにロシアの分裂が防がれているとしつつ、大富豪たちは今後自らのビジネスと資産を維持することについて考えていくだろうと指摘した。また同氏は、「より多くの圧力、より多くの制裁、さらなる孤立がロシアに科されれば、同国のエリートは、誰かが席につきたがるようにすべく、国内で新たな政策をもって何をすべきかにつき考え出すだろう。私たちはそのことに関心がある」と発言した。

さらに同氏は、多くの国が、モスクワの敗北後のことについて話し始めているとし、情報面ではそれはウクライナにとって有益だと指摘した。また同氏は、敗北後のロシアに何が起こるかは重要ではないとも発言した。

同氏は、「私は、彼らには自分の国があり、もし彼らが自分の国のことを考えていたら、戦争は起きなかったと思っている。私たちには、他国の占領について考えるべきか? 私たちは、自分のことを考えている。生き残ること、奪還することをだ」と発言した。