G7、ロシアに対してザポリッジャ原発の管理をウクライナに返すよう要請

G7は23日、ロシアに対して、ザポリッジャ原子力発電所の完全な管理を速やかにウクライナに返すよう要請した。

独外務省ウェブサイトにG7核不拡散局長声明が掲載された

声明には、「私たちは、ロシアによるザポリッジャ原発の幹部と職員の度重なる誘拐を非難する」「私たちは、ロシアに対して、ザポリッジャ原発の完全な管理を正当な主権者であるウクライナに直ちに返還するよう求める」と書かれている。

これに先立ち、ロシア関係者が、占拠するザポリッジャ原発のウクライナ人職員の誘拐と拷問を続けていることが伝えられている。9月30日にはロシア軍は、ムラショウ同原発総裁を、10月10日にはマルティニューク同原発副総裁を拘束していた(ムラショウ総裁は10月3日に解放された)。

さらに、10月17日には、ロシア関係者は、ザポリッジャ原発のコステュコウ情報技術局長とオシェク原発総裁顧問を拘束し、不明な方向へと連れ去っていた。