グロッシーIAEA事務局長「ザポリッジャ原発保護圏設置に近付いている」

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過去1週間ウクライナとロシアの首脳と会談した国際原子力機関(IAEA)のグロッシー事務局長は14日、ロシアが占拠するウクライナのザポリッジャ原子力発電所につき、同原発保護圏の設置に近付いていると発言した。

グロッシーIAEA事務局長がツイッター・アカウントに書き込んだ

グロッシー氏は、「ロシアとウクライナとの協議の集中的一週間の後、夜行電車でウクライナからポーランドに到着するところだ。ザポリッジャ原子力発電所の保護圏設置に近付いている。同原発の状況は、継続し得ないものであり、私たちは同原発保護のために速やかに行動する必要がある」と書き込んだ。

その他グロッシー氏は前日、キーウのシェルターにてクレーバ宇外相と会談した際の写真を公開した。

その際グロッシー氏は、「私たちは、核安全とザポリッジャ原発周辺の保護圏設置に向けた進展を作り出している」と書き込んだ。

また、13日、クレーバ宇外相もツイッター・アカウントにて、シェルターでのグロッシー氏との会談について報告した。

クレーバ氏は、「ロシアのテロリストがウクライナへのミサイル攻撃を続ける中で、キーウのシェルターにてグロッシー氏と会談した。私は、核安全を保障すべく、ロシアがザポリッジャ原発を去るべきで、ウクライナの人員への拉致と脅迫を速やかに止めるべきだと繰り返した」と書き込んだ。

これに先立ち、グロッシー氏は、10月6日にゼレンシキー宇大統領と、11日にプーチン露大統領と会談していた。

なお、欧州最大の原子力発電所であるウクライナのザポリッジャ原発は、3月4日からウクライナを侵略するロシア連邦により占拠されている。ロシア軍は、原発敷地内へと軍事機材や弾薬を持ち込み、また敷地内や近隣地域への攻撃を続け、送電線の損傷などを招いている他、その攻撃をウクライナ軍の攻撃に見せかける行動もとっている。