ウクライナとEU、複数の二者間文書に署名 「ウクライナのEU加盟を近づけるもの」=宇首相

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5日、ブリュッセルで開催されたウクライナ・欧州連合(EU)連合評議会の第8回会合の際、5本の二者間文書への署名が行われた。

シュミハリ首相が、テレグラム・チャンネルにて、同署名について報告した

シュミハリ氏は、「ウクライナとEUは、一挙に5本の合意文書に署名した。これらは、私たちの国をEU加盟に近づけるとともに、ロシアの侵略戦争の中にある私たちの国の強靭性を促すものだ」と発言した。

同氏はまた、これらの文書は、EU統合2年計画の重要要素であり、またEU側から戦時下ウクライナとの連帯を示す重要な行動だと指摘した。

署名されたのは、(1)EUプログラム「デジタル欧州」(2021〜2027)へのウクライナの参加文書、(2)「ウクライナの被害を受けた住民と農業生産業へのサポートを通じた食糧安全保障の脆弱性低減と安全向上」方策への資金供与合意(5億ユーロ)、(3)ウクライナ政府・欧州委員会間「非常事態下ウクライナサポートのEUプログラム」資金拠出合意への追加合意(1億2200万ユーロ増)、(4)税制分野の協力プログラム「フィスカリス」へのウクライナの参加に関する協定、(5)「関税」プログラムへのウクライナの参加。

なお、5日、ブリュッセルでは、EU・ウクライナ連合評議会会合が開催される。同会合は、ウクライナのシュミハリ首相とEUのボレル上級代表が議長を務める。

写真:ウクライナ閣僚会議(内閣)