IAEAミッション、キーウへ到着=報道

ザポリッジャ原子力発電所の調査をするためにウクライナへ向かっていた、グロッシー国際原子力機関(IAEA)総裁率いる調査団がキーウに到着した。

米CNNが報じた

報道には、記者が30日朝、IAEA調査団団員をキーウ市内のホテルで見かけたと言う。

これに先立ち、29日、ウクライナのニコレンコ外務報道官が、IAEA調査団がウィーンを出発したと伝えていた。

同調査団は、今週中にザポリッジャ原発へと到着し、被害、稼働している原子炉、職員の作業条件を評価し、保守システムやを確認し、安全レベル向上のために必要な方策をとることになっている。

ザポリッジャ原子力発電所は、欧州で最大の原発であり、3月4日にウクライナを侵略するロシア軍に制圧された。以降、ロシア軍は、同原発敷地内に軍事機材や弾薬を配備し、敷地から近隣のウクライナ政府管理地域を攻撃したり、ウクライナ軍の攻撃に見せかけて原発敷地を攻撃したりしている。

G7外相は8月10日、ロシア連邦に対して、ザポリッジャ原子力発電所の完全な管理を直ちにウクライナに戻すことを要求する声明を発出している。