IAEA代表団、ザポリッジャ原発へ向け出発

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国際原子力機関(IAEA)は、ウクライナ南部にある、ロシア制圧下にあるザポリッジャ原発へ向け、代表団が出発したと発表した。

グロッシーIAEA事務局長がツイッター・アカウントに書き込んだ

グロッシー氏は、「この日が来た。IAEAのサポート・支援ミッションは、現在ザポリッジャ原発へ向かう道の途中だ。私たちは、ウクライナと欧州で最大の原子力施設の安全を守らなければならない。私は、今週後半にザポリッジャ原発へと到着するこの代表団を率いることを誇っている」と書き込んだ。

なお、米ニューヨークタイムズ紙によれば、このIAEA代表団は、主に「中立な国」の専門家13名から構成され、米国と英国の代表者は同代表団には加わっていないという

ザポリッジャ原子力発電所は、欧州で最大の原発であり、3月4日にウクライナを侵略するロシア軍に制圧された。以降、ロシア軍は、同原発敷地内に軍事機材や弾薬を配備し、敷地から近隣のウクライナ政府管理地域を攻撃したり、ウクライナ軍の攻撃に見せかけて原発敷地を攻撃したりしている。

G7外相は8月10日、ロシア連邦に対して、ザポリッジャ原子力発電所の完全な管理を直ちにウクライナに戻すことを要求する声明を発出している