ゼレンシキー宇大統領、仏独伊ルーマニア4国首脳と防衛、制裁、食糧問題につき協議

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ウクライナのゼレンシキー大統領は16日、キーウ(キエフ)を訪問したマクロン仏大統領、ショルツ独首相、ドラギ伊首相、ヨハニス・ルーマニア大統領の4首脳とウクライナの防衛強化、欧州統合、対露制裁、食糧危機防止について協議を行った。

シビハ大統領府副長官がゼレンシキー大統領の報道関係者向け声明をフェイスブック・アカウントにて公開した

ゼレンシキー大統領は、「ウクライナ人は今日、ロシアの攻撃との戦いの前線にいる。しかし、単独ではない。そして、そのことは今日の会談のようなフォーマットによって確認されている。私たちは、互いのことを完全に理解し合いながら、私たちの防衛の継続と強化について話をした。そして、私は、今日合意された関連の行動につきパートナーたちに感謝している」と発言した。

ゼレンシキー氏はまた、首脳たちは戦後復興時のウクライナへの経済的サポートへのアプローチの調整についても話したと伝えた。

さらに同氏は、会談時にはロシアにより引き起こされた食糧危機へ対抗する共同の手段についても分析が行われたと伝えた。同氏は、「ウクライナからの食糧供給がなくなったアフリカとアジアの国々における飢餓と政治的混乱を伴う、ロシアのアイデアを実現させないように、私たちはあらゆる可能なことを行わねばならない」と強調した。

また同氏は、さらなる対露制裁について「かなり具体的に」協議したと報告した。

写真:大統領府

そして、「もちろん、欧州の将来、私たちの国の欧州統合についての問題にも強い注意が向けられた」と伝えた。

なお、16日、マクロン仏大統領、ショルツ独首相、ドラギ伊首相、ヨハニス・ルーマニア大統領がキーウを訪問し、共同記者会見時に4国がウクライナへのEU加盟候補国地位の付与を支持していると表明した。