ウクライナ招集のOSCE会合、ロシアは欠席へ

ロシアは、ウクライナがロシア軍のウクライナ周辺集結を協議するために招集する欧州安全保障協力機構(OSCE)の個別会合を欠席すると発表した。

15日、露国営タス通信がテレグラム・チャンネルで報じた

ロシア代表団のコンスタンチン・ガブリロフ氏は、「ロシア連邦はOSCEに対して、ウクライナが招集する協議には出席しないと伝えた」と発言した。

同氏はまた、ロシアは「ウィーン文書での報告を要する軍事活動はしていない」とも発言した。

これに先立ち、2月11日、ウクライナは、OSCEのウィーン文書を使い、ウクライナ周辺と一時的被占領下クリミアにおける軍の活動につき、ロシアに説明を要請する申し込みを行っていた。

ウィーン文書に従えば、ロシアは、軍事活動実施の具体的な場所、終了時期、活動に参加する部隊・兵器情報などの情報を48時間以内に回答しなければならなかった。しかし、クレーバ外相は、13日、期限になってもロシアからの回答が得られなかったことから、ウクライナは次の手段として、OSCE緊急会合を招集すると伝えていた。

15日、日本時間の23時にて、OSCEにてロシア軍のウクライナ周辺集結を協議するために個別会合が開かれる。