クレーバ宇外相、独外相と4国首脳会談開催の可能性を協議

ウクライナのクレーバ外相は、17日のキーウ(キエフ)でのベーアボック独外相と会談し、ウクライナとドイツはウクライナ東部紛争の外交的解決にコミットしており、独仏宇露4国のノルマンディ・フォーマット首脳会談を開催することが両国の共同の目的だと発言した。

クレーバ外相がベーアボック独外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ外相は、「私たちは、(ウクライナ東部)紛争の外交的解決のダイナミズムを協議した。私たちの共同の目的は、ノルマンディ・フォーマットの効果的活動とノルマンディ・フォーマットの首脳会談の開催だ。ウクライナは、ドイツとともにこの紛争の外交的解決にコミットしている」と発言した。

クレーバ氏は、ドイツ政府に対して、非常に積極的な立場とロシアを協議の机に戻すための努力に謝意を伝えた。

また、今後、独仏両国外相がキーウを訪問することについて、クレーバ氏は、「もうすぐもう一つの訪問がある。私たちのフランスの同僚ルドリアン氏がベーアボック氏とともにウクライナを訪れるのだ。私たちは、三者会談を行う。私たちは、その際ノルマンディ・フォーマットの4外相全員の会合の展望を詳細に協議する」と発言した。

さらにクレーバ氏は、現在重要なことは、「ベルリンもパリも、ウクライナについてウクライナ抜きの決定を採択しないこと、ロシアとの関係で私たちの頭越しにゲームを行わないこと」だと主張し、「それが現在重要だ。(ちゅ略)私たちが3人で会うとき、私たちの外相のレベルでノルマンディ・フォーマットを再生する展望について評価する」と発言した。

また、ノルマンディ・フォーマットの首相補佐官級会合が近く開催されるとするロシアの報道について、クレーバ外相は、首相補佐官級のやりとりは、すでに今年始まっていると指摘し、フランスとドイツの首脳補佐官が最近モスクワとキーウを訪問したことを喚起した。同氏は、「つまり、一定のプロセスがすでに起きている。彼らとのコンタクトは、もちろん、さらに行われる。しかし、いつかということを話すのは時期尚早だ」と指摘した。

さらにクレーバ氏は、1月17日はウクライナとドイツの外交関係樹立30周年であり、この日にベーアボック独外相をキーウで迎えられて嬉しいと発言した。

なお、これに先立ち、ロシアの報道機関は、1月末から2月初頭にノルマンディ・フォーマット首脳補佐官級会合が開催される可能性があると報じていた。