ウクライナは東部での進攻作戦を一切計画していない=クレーバ外相

ウクライナのクレーバ外相は、同国政府は東部での進攻作戦を一切計画しておらず、代わりに、露宇紛争の仲介国であるドイツ・フランスとともに、政治・外交的情勢解決策を模索していると発言した。

17日、ウクライナ外務省がクレーバ外相による仏フィガロ紙へのインタビュー時のコメントを伝えた

クレーバ氏は、「ウクライナはドンバス地方での進攻軍事作戦を一度も計画したことがないし、現在も計画していない。反対に、私たちは、仲介国であるフランスとドイツとともに、2021年を通じて、ミンスク諸合意を基本とする政治・外交的解決策を模索してきた」と発言した。

これに先立ち、ロシア連邦のペスコフ大統領報道官が、「緊張と緊迫した雰囲気」や「NATOインフラのロシア国境へ向けた前進」に関連して、ウクライナ国境沿いに自国軍を残し続けると発言していた。また、ペスコフ氏はこれまでにも、ウクライナ政権が兵力を集結させていて、「南東部問題を力を用いて解決する願望」があるようだなどと発言していた。