ボレルEU上級代表、ウクライナへのハッカー攻撃を非難、支援を提案

ボレル欧州連合(EU)上級代表は、ウクライナの複数の政府系サイトに対して行われたハッカー攻撃を非難した。

14日、ボレル氏のコメントをロイター通信が報じた

ボレル氏は、仏ブレストでの記者からの質問に対して、「私たちはウクライナがそのサイバー攻撃の処理を支援すべく、私たちのあらゆるリソースを動員するつもりだ。残念ながら、私たちは、そのようなことが起き得ることを知っていた。(中略)(編集注:誰が背後にいるのか)述べるのは難しい。私は、誰も非難できない。なぜなら、私には証拠がないからだ。しかし、私たちはそれを想像することはできる」と発言した。

同氏は、EU政治安全保障委員会とサイバーグループが会合を開き、今回のサイバー攻撃後にどのようにウクライナを支援するかにつき協議を行うと伝えた。

これに先立ち、14日朝、夜間にウクライナの複数政府系サイトがハッカーによるサイバー攻撃を受け、サイト上の情報が閲覧できない状態となっていることが発表されていた。フェドロウ副首相兼デジタル移行相は、ウクライナ国民のデータは被害を受けていないと伝えている