ウクライナ大統領府、宇米首脳電話会談実施可能性にコメント

ウクライナのニキフォロウ大統領報道官は、米露首脳電話会談後のあり得る米宇首脳電話会談につき、すでに存在するフォーマットの論理的継続だとコメントした。

30日、ニキフォロウ報道官がウクルインフォルムにコメントした。

ニキフォロウ氏は、「前回も、バイデン・プーチン(オンライン)会談の前に、ブリンケン氏がウクライナ大統領に電話し、『ウクライナ抜きでウクライナに関することは議論も決定もしない』ことを明言した。(米露首脳オンライン)会談後には、バイデン大統領がゼレンシキー大統領に電話し、その会談の内容について説明した上で、米国によるウクライナの領土一体性と主権への支持を明確にした。現在も同じように行われている。昨日、ゼレンシキー大統領とブリンケン米国務長官の対話が行われ、その際、とりわけ、今日のバイデン・プーチン会談についての話があった。その後、バイデン・ゼレンシキーの電話会談が行われるというのは、論理的である」と発言した。

同氏は、ホワイトハウス内の関係者が報道機関に対して発言したように、米宇首脳電話会談が近々行われる可能性は排除されないとしつつ、他方で、そのタイミング、フォーマットのみならず、電話会談が実施されるということ自体についても、今のところ認めることはできないとも発言した。

これに先立ち、29日、米政権高官がバイデン米大統領とゼレンシキー・ウクライナ大統領は、近く電話会談を行い、ロシア問題の協議を行うと発表していた

また、ホワイトハウスは、30日に米露首脳電話会談が行われ「ロシアとの今後の外交的協議を含む、様々な議題を」協議すると発表している。

29日、ブリンケン米国務長官は、ゼレンシキー宇大統領と電話会談を行い、米国によるウクライナの独立、主権、領土一体性への揺らがぬ支持を再確認している。