露、トルコ大統領によるウクライナとの仲介提案を断る

ザハロヴァ・ロシア外務報道官は、エルドアン・トルコ大統領がウクライナとの情勢解決問題に向けてトルコが仲介役を担う準備があるとする提案を断った。

1日、露イズベスチヤ紙がザハロヴァ氏の発言を報じた

ザハロヴァ氏は、記者会見時、「ウクライナ内戦(編集注:発言まま。ロシア・ウクライナ武力紛争のこと)解決に関して、ロシアとウクライナの間でトルコが仲介役を担うという話はあり得ない」と発言した。

他方、露国営タス通信の報道によれば、ペスコフ露大統領報道官は同日、ロシア大統領とトルコ大統領は12月3日に電話協議を行うかもしれないとし、その際にウクライナの議題も提起される可能性があると発言した。その際、同報道官は、エルドアン氏がキーウ(キエフ)政権にミンスク2(編集注:2015年2月締結の『ミンスク両合意履行のための方策パッケージ』についてロシアが好んで使う通称)の義務を履行させることを期待していると発言した。

これに先立ち、11月29日、エルドアン・トルコ大統領は、トルコはウクライナ東部情勢解決に仲介役として参加する準備があると発言していた。