ウクライナはNATO加盟に必要な行動を知っている=米ホワイトハウス報道官

米国は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟願望を支持しているが、ウクライナはそのために改革を行わなければならない。

1日、米ホワイトハウスがジェン・サキ報道官の記者会見時の発言を公開した

サキ報道官は、今年のNATO首脳会談で、加盟国が共同声明にて、NATO加盟願望に関するものを含め、ウクライナが自らの将来の外政を外部からの介入なく選ぶ権利を支持していることを確認したと喚起した。

同時にサキ氏は、そのためにはウクライナにはしなければならない行動があるとし、同国はそれがどのようなものか知っていると伝えた。同氏は、「ウクライナの人々は、NATO加盟要件を満たすために、ある行動をしなければならない。私たちは、ウクライナ首脳陣のその方向で活動していく願望を支持している。私たちは、NATO加盟を望み、その目的達成のために働いているいかなる希望者の努力も支持している」と発言した。

同氏は、その行動とは、法の支配前進努力、防衛産業の近代化、経済成長の拡大だと指摘した。

記者から、米国はウクライナのNATO加盟の時期を設定できるかと尋ねられると、サキ氏は、「それが米国の採択する決定でないことを理解することが重要だと思う。私たちは、希望国が、準備ができ、加盟国の義務を履行できるようになり、欧州大西洋地域の安全に貢献できるようになった時のために、NATOの扉を開いたままにしておくことを支持しているし、そうするように呼びかけ続けている」

なお、ゼレンシキー大統領は現在訪米しており、1日、バイデン米大統領と会談した。会談後、ウクライナのNATO加盟問題に関して、ゼレンシキー大統領は、「私は、バイデン大統領から、彼個人がウクライナのNATO加盟を支持していることを感じたし、耳にした。しかし、どのような道筋なのかを述べることは困難だ」と発言している