クレーバ外相「ロシアが同意すれば、ドンバス紛争は1週間で終結する」

ウクライナのクレーバ外相は、ドンバス紛争解決手段は繰り返し議論してきており、どうしたら解決できるのかはすでに明白なのだが、ロシアが問題を前に進めるためにゴーサインを出さないのだと指摘した。

クレーバ外相がスロバキアの週刊誌「ティジジェニ」へのインタビュー時に発言した。駐スロバキア・ウクライナ大使館が伝えた

クレーバ外相は、「ロシアが自らの約束を守ることを政治的に決定し、自国軍を撤退させることを決めたら、紛争は容易かつ非常に迅速に解決させることができるのだ。彼ら(ロシア)は、ドンバスはウクライナの一部でなければならないと何度も言っている。(中略)もしロシアが明日それを決定すれば、紛争は1週間で終結する」と発言した。

クレーバ外相は、ロシア連邦のプーチン大統領は力の論理のみを理解する人物であるとし、そのため彼を妥協させる「力の条件」を作り出さないといけないと発言した。

外相はまた、「軍部隊の撤退の試み、ロシアの参加のない(編集注:現在占領されているドンバス一部地域での)選挙実施の試み、これらは長らく詳細に考えこまれたきたものだ。そのため、私たちは、紛争停止にあとどれだけ時間がかかるかではなく、ロシアに紛争をやめさせるためには、あとどれだけ時間が必要かについて質問すべきなのだ」と説明した。