「ウクライナは米国の対コロモイシキー制裁決定を支持している」=ゼレンシキー大統領

ウクライナは、米国によるプリヴァト銀行元所有者たちに対する制裁を支持している。

12日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントにて公開した国民向け動画メッセージにて発言した

ゼレンシキー大統領は、「米国のプリヴァト銀行元所有者に対する制裁に関して。私たちは、その決定を支持しており、ウクライナに資金を戻すため、ウクライナに正義を戻すために仕事をしている。『大型ビジネス』と『大富豪階級』の違いを私たちが明確に理解していることが、主な原則だ。そこでは、名前は一切関係ない。メドヴェチュークだろうが、コロモイシキーだろうが、ポロシェンコだろうが、アフメトフだろうが、ピンチュークだろうが、フィルタシュだろうが、誰であろうと同じだ」と発言した。

大統領は、重要なのは、ある人物が合法的で透明に仕事をするつもりがあるなら、その人物は支持されるとしつつ、同時に、ある人物が今後も独占を生み出し、マスメディアを支配したがっているとしたら、それがうまくいく時代は終わりに近づいていると強調した。

これに先立ち、3月5日、米国は、著しい汚職への関与を根拠に、ウクライナの大富豪(オリガルヒ)であり、元ドニプロペトロウシク州行政府長官のイーホル・コロモイシキー氏に対して制裁を発動していた