ウクライナ外務省、中国からモトール・シーチ関連の口上書を受け取ったことを認める

ウクライナ外務省は、ウクライナの航空機用エンジン製造企業「モトール・シーチ」社を巡る情勢に関して、中国から口上書を受け取ったことを認めた。

2日、オレフ・ニコレンコ外務報道官がウクルインフォルムへ伝えた。

ニコレンコ報道官は、「確かに、外務省は中国側からモトール・シーチを巡る情勢に関する口上書を受け取った。口上書は外交上の機密書簡であり、内容を公表することはできない。外務省は、本件を所管する国家機関に対し、口上書につき伝達した」と発言した。

ニコレンコ氏は、ウクライナ側は、ウクライナ・中国関係の議題にあるあらゆる問題を解決する準備を有し続けているとコメントした。

これに先立ち、ウクライナの報道機関が匿名の情報源を用いて、ウクライナ外務省が中国から、モトール・シーチ社の中国籍投資者に対して科された制裁に関する口上書を受け取ったと報じていた。

これに先立ち、28日、ウクライナは、航空機用エンジン製造企業「モトール・シーチ」社への投資に関わる中国国籍の実業家王靖(Wang Jing)氏と、中国に位置する3企業、英領ヴァージン諸島に位置する1企業に制裁を発動していた