ベラルーシ野党勢力指導者チハノフスカヤ氏、コレニスニコヴァ氏の即時解放を要求

ベラルーシ大統領選挙の有力候補スヴェトラナ・チハノフスカヤ(シヴャトラナ・ツィハノウスカヤ)氏は、ベラルーシ政権に対して、拘束されている調整評議会幹部のマリヤ・コレスニコヴァ(マルイヤ・カレスニカヴァ)氏らの速やかな解放を要求した。

8日、チハノフスカヤ氏がテレグラム・チャンネルにて伝えた

チハノフスカヤ氏は、「マリヤ・コレスニコヴァ氏は、これまでに拘束された調整評議会メンバーや、政治囚同様、速やかに解放されねばならない。調整評議会の課題は、協議のためのプラットフォームになることだ。それ以外の解決はない」と発言した。

チハノフスカヤ氏はまた、アレクサンドル・ルカシェンコ氏もそのこと(編集注:協議の必要)を認識せねばならず、国民を人質にとってはならないとしつつ、白昼堂々人々を拉致することにより、ルカシェンコ氏は自らの弱さと恐れを示していると指摘した。

これに先立ち、7日、野党勢力指導者のコレスニコヴァ氏ら数名がミンスク市内で正体不明の人物により拉致されたとの目撃情報が伝えられていた。その後、8日朝、ベラルーシ国境警備委員会は、ウクライナ・ベラルーシ国境地点にてコレスニコヴァ氏を拘束したと発表した。同時に、ウクライナ国境警備庁は、コレスニコヴァ氏と同じく行方が不明だったロドネンコフ氏とクラフツォフ氏の2名のみウクライナ国境検問地点に到着したことを伝えている