ウクライナ外務省、ルカシェンコ・ベラルーシ大統領発言に反論

ウクライナ外務省は3日、ベラルーシのルカシェンコ大統領が同国情勢にウクライナから干渉があると発言したことにつき、ベラルーシに対してプロパガンダやフェイク(偽情報)の罠にはまらないよう忠告するコメントを発出した。

ウクライナ外務省がコメントをウェブサイトに掲載した

外務省は、「ベラルーシ内政干渉という、アレクサンドル・ルカシェンコ氏のまたもや無根拠な非難発言に関して、私たちは、ベラルーシの友人やパートナーたちに対し、プロパガンダやフェイクの罠にはまることなきよう、情報面の挑発に屈さないように呼びかける。敵は、それがいないところで探すものではない」とコメントした。

外務省はまた、ウクライナがベラルーシ共和国の抗議組織にかかわっているとする複数の政治家の主張に対しては、クレーバ外相が返答しているとし、「外相は、とりわけ、ウクライナはベラルーシに対する破壊的活動を、これまでも現在もこれからも展開することはないと強調した」と指摘した。

なお、ベラルーシのルカシェンコ大統領は最近、ベラルーシ情勢に、ウクライナを含む諸外国が干渉していると発言し続けている。同氏は、3日にも、「それ(介入)は、ポーランド、チェコ、リトアニア、ウクライナから行われており、それが私たちを最も不安にさせている」と発言した

また、ロシア連邦のラヴロフ外相もまた、ベラルーシ情勢を不安定化させているのは「ウクライナにて要請された200名の過激主義者たちだ」と発言している