クレーバ外相、露外相の「ベラルーシのウクライナ過激主義者」発言を「安い見世物」と指摘
クレーバ外相がフェイスブック・アカウントにコメントを掲載した。
クレーバ外相は、「その馬鹿馬鹿しい話には、コメントすらしたくない。しかし、ロシアの偽情報との闘いの一環で、テーマ別で5点明確にしておく」と述べた。外相が書き込んだコメントは以下のとおり。
1:ウクライナがあたかもベラルーシの情勢不安定化のために同国に送ったとされる200名のウクライナ人過激主義者、そしてウクライナ国内の過激主義者養成キャンプというのは、私のロシアの同僚、セルゲイ・ラヴロフ氏にそのようなデータを提供した人物による病的ファンタジーの産物だ。
2:ウクライナは、ベラルーシに対する破壊的活動は、これまでも現在もこれからも展開することはない。
3:ロシアは反対に、ベラルーシに対して自国の「専門家」をいくらか派遣している(編集注:ロシアによるベラルーシ国営テレビへの人員提供を指していると思われる)し、更に派遣する準備もある。
4:ロシアが、ベラルーシにいる自国のグリーンメンをウクライナの過激主義者と紹介しようとしているのは、安っぽい、勝ち目のない見世物だ。
5:真実は、ことわざにあるように、「罪人は『罪人をとらえろ』と叫ぶ」。
また、ウクライナのボンダール外務次官は同日、フェイスブック・アカウントにて、「ウクライナに関するロシアの完全な嘘が、ベラルーシに向けて体系的に放送されている」と指摘した。次官は、「『ワグナー傭兵』はうまくいかなかった。今度はクレムリンは、ミンスクに、『コサック』やら『グリーンメン』やらを送ろうとしており、その責任を私たちに負わせようとしているのだ。うまくいくものか! 『罪人の帽子は燃える』のだ!」と書き込んだ。
これに先立ち、同日、ロシア連邦のラヴロフ外相は、ベラルーシ状況を不安定化させているのは「ウクライナで養成された200人の過激主義者」だと発言していた。