三者グループに加わったのは、ドンバス出身の記者、法律専門家、医師ら=大統領府

三者コンタクト・グループ(TCG)のウクライナ代表団には、今回はじめてドネツィク・ルハンシク両州一部地域出身者が加わった。新たな参加者には、記者、法律専門家、医師が含まれる。

9日、大統領府広報室が発表した

発表には、「今朝、ドンバス平和的情勢解決を扱うTCGの政治問題作業部会次期協議がビデオ会議形式で始まった。5年以上で初めてTCGでの対話にて、ウクライナ代表団にウクライナ領ドネツィク・ルハンシク両州のロシア連邦が一時的に占領する地域の代表者が加わった」と書かれている。

今日の会合に加わったのは、2014年にドネツィク市を立ち去らざるを得なくなった著名な記者であるデニス・カザンシキー氏とセルヒー・ハルマシュ氏が、ドネツィク州を代表したとのこと。

また、ルハンシク州を代表したのは、国際市民団体「ルハンシク同郷会」の代表である法律専門家のヴァディム・ホラン氏と、著名な医師であるコスチャンティン・リブステル氏だと発表された。

大統領府はまた、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域代表者のTCG参加は、「ミンスク両合意履行のための方策パッケージ」(編集注:2015年2月署名)の、とりわけ9条、11条、12条の履行を目的としているとし、これらの条項が政治的情勢解決と法改正のパラメーターに関してドネツィク・ルハンシク両州一部地域の代表者と協議をすることを定めていると喚起している。