露スルコフ氏は分離主義者から10分でミンスク合意への署名を得た=国連ドイツ代表

クリストフェル・ホイズゲン国連ドイツ常駐代表は、ロシア連邦のウクライナ東部における紛争への関与の証拠となるエピソードを披露した。

18日、ホイズゲン代表が国連安保理にて開催されたウクライナ問題を議題とした会合の際に発言した。左岸通信が報じた

同代表は、「10日前、『DPR』幹部が自身のサイトにて、パシュコフ氏がドネツィク市の代表となると発言していた。彼は、それまでイルクーツクの副知事だった人物だ。イルクーツクは、私の知る限り、ロシアに位置する州だ」と発言した。

更に同代表は、ロシア内務省のヴァレンチナ・コザコヴァ移民局局長が、ロシア連邦は被占領下ドンバスの住民にロシア国籍を積極的に付与していると述べていたと喚起した。

加えて同代表は、「私はミンスクに行ったことがある。その時、一晩中協議が行なわれ、ミンスク合意に署名された(編集注:2015年2月署名の『ミンスク両合意履行のための方策パッケージ』)。その際、誰かが『分離主義者が署名しなければならない』と発言した。すると、協議に加わっていたスルコフ氏(編集注:2月17日までロシア大統領補佐官であり、同国でウクライナ問題を担当していた人物)が『私がやろう』と答えた。それから彼が、その方策パッケージに分離主義者からの署名を得ることができたのは、そのおよそ10分後であった。それが、『ロシアから独立している分離主義者』の話である」と発言した。