EU、被占領下クリミアで行われたロシアの「選挙」を承認しないと発表

欧州連合(EU)は、9月8日に被占領下クリミア半島にて実施されたロシアの「地方選挙」の結果を認めないと発表した。

9日、欧州対外行動庁のウェブサイトにスポークスマンの声明が掲載された

声明には、「EUは、ロシア連邦によるクリミアとセヴァストーポリの違法な併合を認めておらず、その国際法違反を非難し続けている。それゆえに、EUは、クリミア半島での選挙の実施を認めない。クリミア半島で選出され、クリミアとセヴァストーポリの住民の利益を『代表』すると主張する如何なる人物も、このウクライナ領の代表者として認められることはない」と書かれている。

また、声明には、EUは、ウクライナの領土一体性と主権を一貫して支持し続けていることが強調されている。

9月8日、ロシア連邦では地方選挙が行われた。この際、ウクライナ外務省は、被占領下のクリミアとセヴァストーポリにおけるいわゆる「選挙」の実施につき抗議声明を発出している