個人対象の対露制裁は不十分、セクター別制裁に期待=ヘラシチェンコ最高会議第一副議長

ウクライナは、欧州連合から、対個人制裁より強力なセクター別の対露制裁発動を期待している。

18日、イリーナ・ヘラシチェンコ最高会議(国会)第一副議長が自身のフェイスブック・アカウントに書き込んだ。

ヘラシチェンコ第一副議長は、「私たちは、EUが科すアゾフ制裁パッケージを歓迎している。しかし、対個人制裁は、不完全であり、正気を失ったロシアに対しては、明らかに不十分な対応である。私たちは、テロ国家を止め得る、セクター別制裁や強力な措置を期待している」と書き込んだ。

同第一副議長は、EUがウクライナに対して改革促進のために圧力をかけていることを喚起し、この圧力が改革を加速化させているとしつつも、「しかし、ウクライナの改革速度の不十分さやその他の作業の遅れは、EUによる侵略国ロシアに対するソフトな対応の言い訳にはなり得ない。私たちは、EUから、より多くのこと、安全保障分野面のことを期待しているのである」と強調した。

これに先立ち、18日、モゲリーニEU上級代表が、EUはロシアに対する新しい対個人制裁を発動することで政治的コンセンサスを達成していると発言していた。