ポロシェンコ大統領、スプルン保健相代行への支持を表明

ポロシェンコ大統領は、ウリャーナ・スプルン保健相代行の大臣権限執行を禁止した裁判所の決定にコメントする権利はないとしつつ、同代行を支持していると発言した。

5日、大統領が在ウクライナ米国商工会レセプションで演説を行った際に言及した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「私は、大統領として、本日の判決についての自らの立場を述べたい。私が強調したいのは、私は大統領として法の下では裁判所の判決にコメントする権利がないということである。そして、私が強調したいのは、スプルン氏はウクライナ大統領の完全な支持を得ている、ということである」と発言した。

また大統領は、スプルン氏は米国籍者ではないかとの疑念が聞かれることに関しては、「国籍問題はウクライナ大統領の権能に属する問題である。私は、最近スプルン氏と会談した。強調しよう。スプルン氏は、ペトロ・ポロシェンコ・ウクライナ大統領が署名したウクライナ国籍付与に関する大統領令にもとづいた、ウクライナ国民である」と述べた。

加えて、同大統領は、スプルン氏が政府や議会とともに行っている医療改革の努力を評価していると発言した。

これまでの報道では、5日、キーウ市区行政裁判所が、急進党会派のモシーチューク議員の要請を一部認め、スプルン保健相代行による大臣権限の執行を禁止する判決を下していた。