エルドアン土大統領、ケルチ危機に関し、宇露間の仲介者になる可能性を指摘

トルコのレジェプ・ターイプ・エルドアン大統領は、ケルチ海峡で最近起きた情勢の解決に向けて、ウクライナとロシアの間の仲介者となる可能性を排除しないと述べた。

エルドアン大統領が、G20首脳会合の開かれるブエノスアイレスに向けて出発する前、イスタンブルのアタテュルク空港にて記者に答えた。29日、アナトル通信が伝えた。

報道には、「エルドアン大統領は、最近のアゾフ海での出来事につき、同大統領がプーチン・ロシア大統領とポロシェンコ・ウクライナ大統領と電話会談をした際に、トルコが仲介的活動を行う可能性を含め、現状を脱出する手段について議論したと発言した」とある。

また、エルドアン大統領は、アルゼンチンでのG20首脳会合にて、トランプ・アメリカ大統領とシリアのミュンビチ(マンビジ)について協議するつもりであるとも述べた。

なお、G20首脳会合は、11月30日から12月1日までアルゼンチンのブエノスアイレスで開催される。首脳会合では、国際貿易、特にアメリカと中国の間の貿易戦争問題について協議が行われる見通し。また、各国首脳は、自由貿易圏の拡大も試みようとしている。