最高会議意思確認投票:議会はルツェンコ検事総長の辞任を支持せず

最高会議(国会)は、ルツェンコ検事総長の辞任を支持していない。

6日、ルツェンコ検事総長の辞任に関して、議員の意向を確認する(決定権のない)レーティング投票が行われたところ、賛成したのは38名のみだった(過半数は226)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

パルビー最高会議議長は、このルツェンコ検事総長の辞任表明に関する投票の前に、「私のところに、投票に関する要求が届いた。私は自らの権利を行使して、政治的なレーティング投票にはかけることができる。これは、本当の(決定権を持つ)投票ではない。しかし、要求があるのであれば投票にかける」と発言した。

これまでの報道にあるように、11月6日、ユーリー・ルツェンコ検事総長は、本日、辞表を提出すると発言した。検事総長は、「いかなる疑念もわかないよう、私は今日、大統領に辞表を提出する。あなた方は、この問題を審議しなければならない」と延べ、最高会議議員に対して、今週中に辞表を審議するように呼びかけていた。

これまでの報道にあるように、11月4日、活動家であり、ヘルソン市議会職員であったカテリーナ・ハンジュークさんが病院内で死亡した。ハンジュークさんは、7月に硫酸をかけられて入院していた。享年33歳であった。

7月31日、ハンジュークさんに対して、身元不明の人物数名が硫酸をかけた。その結果、ハンジュークさんは、全身火傷を負い、とりわけ、視力を一部失っていた。ハンジュークさんには、キーウにて10回以上の手術が行われていた。

ハンジュークさんへの攻撃の実行犯は、5名全員が拘束されている。

なお、11月4日、捜査官は、本件の捜査を刑法典にのっとり意図的殺人に変更している。

11月5日、人権保護・市民団体は、ハンジューク捜査の公開報告を行うよう公開呼びかけを発表した。呼びかけには、ルツェンコ検事総長とアヴァコフ内務相の辞任要求が含まれていた。