大統領:ブダペスト覚書よりNATOの方が効果的

50%以上のウクライナ国民が、北大西洋条約機構(NATO)加盟の動きを支持している。なぜなら、ブダペスト覚書やその他の文書と違い、NATOは、国家安全保障のための唯一効果的な手段であることが判明したからである。

11日、ペトロ・ポロシェンコ大統領が自身のフェイスブックに書き込んだ。

大統領は、「今日、70%以上のウクライナ国民が、欧州連合(EU)加盟の動きを強く支持している。そして、50%以上の国民が、国家安全保障の重要な要因としてNATO加盟の動きを支持している。NATOは、ブダペスト覚書やその他の文書と異なり、国家安全保障のための唯一効果的手段であることが判明している」と書いた(編集注:ブダペスト覚書とは、1996年に、ウクライナ等の複数旧ソ連構成国が核兵器保有国(アメリカ、イギリス、ロシア)と結んだ安全保障に関する文書。ウクライナが核兵器を破棄する代わりに、他国がウクライナの安全保障を保証することが記載されている)。

大統領は、私たち自身の欧州統合や欧州大西洋統合について、私たちが侵略国やプーチンに許可を請うようなことはこれまでもなかったし、これからもないと指摘し、「これは、ウクライナ国民の主権的権利である」と強調した。