ウクライナとモルドバで大規模停電発生
31日、ルーマニア、モルドバ、ウクライナの電力システム間で技術的障害が発生し、同時停電が発生している。
ウクライナのシュミハリ第一副首相兼エネルギー相がテレグラム・チャンネルで報告した。
シュミハリ氏は、「本日10時42分、ルーマニアとモルドバの電力システム間の400kVラインとウクライナの西部と中部を結ぶ750kVラインで、技術的障害による同時停止が発生した。これにより、ウクライナの電力網でカスケード式の停電が発生し、変電所の自動保護装置が作動した。原子力発電所の各ブロックの負荷も軽減された」と報告した。
現在、キーウ市、キーウ州、ジトーミル州、ハルキウ州では、給電指令施設により特別な緊急停電スケジュールが適用されているという。
シュミハリ氏は、ウクルエネルホ社の電力技術者たちが電力供給の復旧に取り組んでいるとし、数時間以内には電力が復旧する見込みだと伝えた。
キーウ市行政府は、テレグラム・チャンネルにて、外部給電拠点からの電圧が途絶えたことにより、市内の地下鉄の運行とエスカレーターの稼働が一時的に停止したと伝えた。
稼働の再開については、追って通知すると説明されている。
また、クリチコ・キーウ市長は、テレグラム・チャンネルにて、現在、地下鉄の地下駅はシェルターとして機能しているとし、「キーウでは、ウクライナの多くの都市と同様に、緊急停電が発生した。ネットワーク内の低電圧により、地下鉄の運行は停止している。地下鉄駅は、現在シェルターとして利用可能だ(駅の予備電源が用いられている)」と伝えた。
モルドバの電力システムでも31日、ウクライナでの電力供給の中断を背景に緊急停電が発生した。ニュースメーカーが報じた。
停電はキシナウとその近郊、及び国内の3都市で確認されているという。
モルドバ政府は、停電はウクライナの電力網における深刻な問題により発生したと発表した。イサクチャ・ヴルカネシュティ・モルドバ火力発電所間の400kV送電線で電圧降下が発生し、緊急停止に至ったという。
プレミア・エネルギー社は、電力供給の復旧作業を開始したと発表した。
モルドバ保健省は、停電が発生した集落ではすべての医療機関が発電機に接続されているとし、病院の業務は滞りなく行われており、患者は安全な環境で医療提供を受けていると伝えた。