ガザ地区からの避難希望のウクライナ国民、337名に増加=大使

コルニーチューク駐イスラエル・ウクライナ大使は23日、ガザ地区には、約500人のウクライナ国民が滞在している可能性があり、その内現時点までに337人が避難の希望を示したと発言した。

コルニーチューク・ウクライナ大使がオンライン動画番組「スヴォボーダ.朝」出演時に発言した

コルニーチューク氏は、「(編集注:ガザにいる)ウクライナ国民の数は非常に多い。私は、具体的な数字を言うことはできない。今日の時点で避難を希望したのは、337人の国民であり、パレスチナの私たちの代表者が先ほど、さらに6人の1家族が文書を作成していると報告した。しかし、私は、多分そこには500人ぐらいのウクライナ国民がいると思っている。様々な理由から、皆が脱出希望を表明しているわけではない…。状況は非常に複雑だ。残念ながら、私たちは、ここでは完全に無力であり、そのリストを作ったり、イスラエル側とエジプト側と合意のためにそれを提供し、避難を待つ以外に、大使館としての支援作業ができていない」と発言した。

また同氏は、ウクライナ大使館は欧州の国々とも調整し、その他の国にも支援も提供する義務を負っていると説明した。同氏はその際、「私たちは、要請を受けて、モルドバ人に支援を与える義務を負っている。私たちの間には2021年にすでに類似の経験がある。私たちは当時、20名以上のモルドバ国民を脱出させた。今回は、50人という話になっている。また、私たちはポーランド側とも調整している」と伝えた。

そして同氏は、近日中、もしかしたら明日にでも、ラファ通過検問地点が外国籍者のために開通されるかもしれないと期待を表明した。

写真:AA