ガザからの避難希望のウクライナ国民298名 2名が怪我=ウクライナ大使

コルニーチューク駐イスラエル・ウクライナ大使は18日、ガザ地区から避難を希望するウクライナ国民の数は増え続けており、同時点で298名となっていると伝えた。彼らは、ガザとエジプトの間のラファ通過検問地点が開通次第、脱出させられるという。

コルニーチューク大使がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

コルニーチューク氏は、ガザのウクライナ人コミュニティは外国人コミュニティの中で最大のものの1つであるとし、パレスチナ自治政府の登録によれば約500人が現地に滞在していると伝えた。

また同氏は、「避難希望者の数は常に増えている。今朝、その数は298名であった。なぜなら、そこは凄惨な状況であるからだ。中には負傷者が2名いる。1名は重傷だ」と伝えた。

そして同氏は、避難希望者はラファ通過検問地点の近くの学校に滞在しているとしつつ、同検問地点はまだ空いていないと発言した。

加えて同氏は、ウクライナの外交官は外国パートナーとともに、その検問地点ができるだけ早く開通させられるようにあらゆる可能な方策をとっていると述べ、そのためには、エジプト側の支援とハマスの合意が必要だと説明した。

その際同氏は、「エジプト側は関連協議を行っている。私たちの領事と軍人からなる先遣隊が、数日前からエジプト入りしている。検問地点が開き次第、私たちはすぐに人々を連れ出す」と伝えた。

写真:AA