ウクライナ11州で緊急停電適用
ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」は、17日午前の時点で国内11州で緊急停電が適用されていると発表した。
ウクルエネルホ社がフェイスブック・アカウントで報告した。
同社は、「エネルギーシステムの複雑な状況を受けて、キーウ市、キーウ州、チェルカーシ州、ジトーミル州、ハルキウ州、スーミ州、ポルタヴァ州、ザポリッジャ州、キロヴォフラード州、ドニプロペトロウシク州、さらに部分的に、チェルニヒウ州、フメリニツィキー州、ヴィンニツャ州にて、現時点で緊急停電が適用されている。制限導入の原因は、これまでのロシアのエネルギーインフラへの攻撃の被害である」と伝えた。
同時に、同日10時26分、DTEKグループは、テレグラム・チャンネルにて、キーウ市とキーウ州での緊急停電は中止されたと報告した。
ウクライナのエネルギー省広報室は、ロシア軍が17日未明にドニプロペトロウシク州、キロヴォフラード州、スーミ州、ドネツィク州のエネルギーインフラを攻撃したと報告した。
同省は、「緊急復旧作業が続いており、電力業者は電力供給をできる限り早期に復旧すべく間断なく作業している」と伝えた。
また同省は、ウクライナ国民に対して、一日を通じて、とりわけ朝と夜のピークの時間帯に、電力を合理的に使うように要請している。