EU、ウクライナへの総額5億ユーロの新規軍事支援供与を決定

欧州連合(EU)外務理事会は23日、ウクライナに対して、欧州平和ファシリティ(EPF)から総額5億ユーロの武器支援費用を拠出することで政治的決定に至った。

同時に、ウクライナのためのEUの軍事支援ミッションのために4500万ユーロを拠出することも採択した。ボレルEU上級委員が同日の会合後記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ボレル氏は、「今日、私たちは、総額5億ユーロの第7回軍事支援トランシュの拠出と、私たちの軍事支援ミッションにて訓練を受けているウクライナ軍のための総額4500万ユーロの追加支援方策の拠出に関する政治的決定に達した。(中略)それにより、EPFにおけるウクライナへの軍事支援の総額は、36億ユーロとなる」と発言した。

同氏はまた、同支援は、EUの予算からではなく、国家間基金から拠出されるもんだとし、同時に、ロシアのウクライナへの全面的侵攻開始以降、EUの支援総額はおよそ500億ユーロに達していることも覚えておくべきだと指摘し、その額はEUをウクライナの国際ドナーの中でトップに押し上げていると伝えた。